コラム

睡眠時無呼吸症候群のリスクとは?放置するとどうなる?


睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気の一つです。

しかし、放置すると高血圧や心疾患、脳卒中、糖尿病など、命に関わるさまざまな合併症を招きやすくなります。

日中の強い眠気や倦怠感は見逃せないサインかもしれません。

今回は、そんな睡眠時無呼吸症候群の基礎知識から、そのリスク、そして早期発見と治療の重要性までをわかりやすく解説します。

ご自身や大切な方の健康を守るため、ぜひ参考にしてください。

睡眠時無呼吸症候群とは?基本知識と症状の特徴

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まる病気です。

大きく分けて「閉塞性」と「中枢性」の2タイプがあり、主な症状や起こるメカニズムに違いがあります。

本人が気づきにくいことも多く、周囲の指摘や健康診断の結果で気づくケースが少なくありません。

まずは、睡眠時無呼吸症候群の基本的な仕組みと代表的な症状、そしてどんな人がかかりやすいのかを詳しく解説します。

睡眠時無呼吸症候群とは?そのメカニズムを知る

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止や呼吸量の低下が断続的に繰り返される状態のことを指します。

主に「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)」は、気道が物理的に塞がることで呼吸が止まり、酸素不足が生じます。

一方、「中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)」は脳の呼吸中枢の指令がうまく働かず、呼吸が止まるタイプです。

特にOSAは肥満や首周りの脂肪、鼻づまりなどが影響します。

代表的な症状と自覚しにくいサイン

いびきの激しさや途中で呼吸が止まるような音は典型的なサインですが、自分では気づきにくいことが多いです。

日中の強い眠気、慢性的な疲労感、集中力の低下、朝の頭痛や口の渇きも症状として現れます。

これらは仕事や生活の質を大きく損なうことがありますが、本人は「ただの疲れ」と見過ごしてしまいがちです。

どんな人がかかりやすい?睡眠時無呼吸症候群のリスク要因

睡眠時無呼吸症候群は、肥満の方、特に首回りに脂肪が多い人は気道が狭くなりやすくリスクが高いです。

加えて、高血圧や糖尿病、心疾患を抱える方は注意が必要です。

加齢や喫煙、アルコール摂取も発症リスクを高める要因となるため、ほぼ全ての方がリスクを抱えていると考えてもいいでしょう。

家族に睡眠時無呼吸症候群の患者がいる場合も、遺伝的な影響が考えられます。

放置したらどうなる?睡眠時無呼吸症候群が引き起こす健康リスク

睡眠時無呼吸症候群は、治療をせずに放置すると多くの重篤な合併症を引き起こします。

中でも心臓疾患や高血圧、糖尿病など、生命に関わるリスクが高まるのが特徴です。

また、精神面や認知機能にも悪影響を及ぼし、日常生活や社会生活にも支障をきたす場合があります。

心臓や血管に与える影響

無呼吸による低酸素状態は、血圧を上昇させるだけでなく、心臓に負担をかけます。

結果として高血圧症や不整脈、心筋梗塞、心不全、さらには脳卒中のリスクが大幅に増加します。

これらは命に直結する重大な疾患であり、睡眠時無呼吸症候群を放置することで発症リスクが顕著に高まることが分かっています。

糖尿病や代謝異常との関係

睡眠中の断続的な酸素不足はインスリンの働きを妨げ、血糖コントロールの悪化を招きます。

そのため糖尿病の発症や悪化と強い関連が認められており、睡眠時無呼吸症候群を治療することで糖尿病の管理が改善されるケースも報告されています。

さらに、肥満や高脂血症など代謝異常のリスクも高まります。

精神面・認知機能への悪影響

睡眠時無呼吸症候群による睡眠の質の低下は、慢性的な疲労や集中力の欠如をもたらします。

長期的にはうつ状態や不安感の増加、さらには認知症のリスク増加にも繋がるとされています。

社会生活や仕事のパフォーマンスが低下し、事故やミスの原因となることも少なくありません。

早期発見と治療の重要性、健康な毎日を取り戻すために

睡眠時無呼吸症候群は、正しい検査と適切な治療によって症状の改善が可能です。

検査の方法や治療の種類、さらに日常生活で気をつけたいポイントを理解し、早めに行動を起こすことが健康を守る鍵となります。

検査の種類と流れ

睡眠時無呼吸症候群の検査は自宅でできる簡易検査と、病院で行う精密検査があります。

簡易検査では携帯型機器を使っていびきや呼吸の状態を計測し、異常があればより詳しいポリソムノグラフィー(PSG)検査を行います。

検査結果に基づき医師が適切な治療法を提案します。

主な治療法と選択基準

治療は、生活習慣の改善から機器を使ったCPAP療法(持続陽圧呼吸療法)、場合によっては手術療法まで多岐にわたります。

肥満の改善や禁煙、アルコール制限が基本ですが、重症の場合はCPAP装置による呼吸補助が必要です。

生活習慣の見直しでできること

体重管理や規則正しい睡眠習慣の確立、飲酒や喫煙を控えることが効果的です。

就寝前のスマホやテレビの使用を減らし、リラックスした環境を作ることも重要です。

こうした日常の取り組みは、治療効果を高め、再発防止にも繋がりますのでできることから取り入れていきましょう。

医院情報

重藤内科・外科は、1980年に大牟田市日出町で開院して以来、地域のかかりつけ医として多くの方々に親しまれてきました。

内科・消化器内科・外科のほか、生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群など、幅広い分野の診療に対応しているのが特徴です。

当院は、患者様一人ひとりの不安や悩みに丁寧に寄り添い、信頼関係を大切にしながら、健康な毎日をサポートしている医院です。

身体の不調や気になる症状があるときは、どんなことでも気軽に相談できる場所として、地域の皆様に親しまれています。

 

◆医院名

重藤内科・外科

 

◆所在地

〒836-0802

福岡県大牟田市日出町3-1-21

 

TEL 0944-57-2211

この記事の監修医師

重藤内科・外科 医師

医師 重藤 宏太

経歴・資格・所属学会

  • 2012年03月 帝京大学医学部医学科卒業
  • 2012年04月 国立病院機構九州医療センター勤務
  • 2014年04月 久留米大学病院消化器内科入局、大学病院勤務
  • 2015年04月 社会保険田川病院勤務
  • 2018年10月 久留米大学病院助教勤務(消化器内科、集学がん治療センター、救命センター)
  • 2020年04月 久留米大学内視鏡グループ(腫瘍検査・治療)
  • 2021年04月 重藤内科・外科勤務
  • 2021年09月 学位取得
  • 2025年 院長就任
医師 重藤 宏太

クリニック紹介・アクセス

住所
〒836-0802 福岡県大牟田市日出町3-1-21
電話番号
0944-57-2211
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