
コラム
こんな症状があったら胃カメラ検査を受けましょう
胃の不調は、誰にでも起こり得る日常的な症状ですが、その原因は非常に多様です。
単なる胃炎や胃もたれの可能性もありますが、まれに胃がんなどの深刻な病気が隠れていることも否定できません。
自覚症状が軽い場合でも、放置すると病気の進行を招き、治療の難易度を高めてしまうことがあります。
そのため、症状の段階で適切な検査を受けることが何より大切です。
胃カメラ検査は胃や食道、十二指腸の内部を直接観察できる最も確実な方法であり、病気の早期発見に欠かせません。
今回は、そんな胃カメラ検査についてどのような症状があったら検査を受けるべきかをわかりやすく解説し、健康を守るためのポイントをお伝えします。
胃の痛みや不快感に関する症状

胃の痛みや不快感は非常に多くの人が経験しますが、原因の幅が広いため見過ごすことはできません。
以下では胃の痛みや胃もたれといった代表的な症状を中心に解説します。
胃の痛みや胃もたれが長期間続く場合
胃の痛みや胃もたれは、胃粘膜の炎症や潰瘍など、胃の状態が悪化しているサインです。
胃炎はストレスや食生活の乱れ、喫煙や過度の飲酒などによって引き起こされることが多く、初期段階では軽い不快感として現れます。
しかし、そのまま放置すると胃粘膜が傷つき潰瘍ができる場合もあり、出血や穿孔といった深刻な事態を招きかねません。
特に症状が3週間以上続く場合は注意が必要です。
市販の胃薬を使用しても改善が見られなければ、専門医を受診して胃カメラ検査を行うようにしましょう。
胃カメラによって胃の内部を詳細に観察し、適切な診断と治療方針の決定につなげられます。
みぞおちの痛みや不快感
みぞおちは胃の中心にあたる部位であり、この周辺の痛みは胃や十二指腸の疾患が原因となることが多いです。
痛みの性質は多様で、刺すような痛み、焼けるような感覚、鈍痛など人によって異なります。
痛みが食後に強くなる場合は胃の問題、空腹時に痛む場合は十二指腸の問題が疑われることがあります。
また、痛みが徐々に強くなる、頻度が増える、あるいは吐血や黒色便などの出血のサインがある場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。
胃カメラ検査を用いて粘膜の状態を直接確認することで、正確な診断と迅速な治療を実現できます。
食道や飲み込みに関する症状

胃だけでなく、食道の問題が原因で症状が出ることも多くあります。
喉や食道の違和感は大きな病気が隠れていることもあるため、見逃さないようにしましょう。
喉に詰まった感じや飲み込みにくさ
喉に何かが詰まったような違和感や飲み込みにくさは、食道の病気や炎症、狭窄(狭くなること)、腫瘍などの可能性があります。
こうした症状は、食事の質や量に影響し、栄養不足や体重減少に繋がることもあります。
胃カメラ検査では食道から胃、十二指腸までの粘膜を直接観察できるため、症状の原因を正確に把握できます。
特に症状が悪化して飲み込みが困難になる場合は早急な検査と治療が必要です。
検査中には医師と会話が可能な場合もあり、不安や疑問点を直接相談しやすいメリットもあります。
全身症状や検査異常に関する項目
胃の症状以外にも、体全体の変化や他の検査結果から胃カメラ検査を検討する場合があります。
食欲低下や体重減少
食欲不振や原因不明の体重減少は、消化器系の病気だけでなく、内臓の腫瘍や慢性疾患の兆候かもしれません。
特に胃がんなどの悪性疾患は、初期には症状があまり現れないこともありますが、進行すると食欲減退や体重減少が顕著になります。
こうした症状を感じた場合は、できるだけ早く医療機関を受診し、胃カメラ検査を含む詳しい検査を受けるようにしましょう。
早期発見により治療の選択肢が広がり、生活の質を保つことにもつながります。
胃透視検査で異常を指摘された場合
バリウム検査などの胃透視検査で何らかの異常が見つかった場合は、胃カメラ検査による精密検査が推奨されます。
胃透視検査は胃の形態的な異常を広範囲に捉えられますが、粘膜の細かな変化や組織の詳細まではわかりません。
胃カメラ検査では病変部の直接観察に加え、必要に応じて生検が可能です。
胃透視検査で異常が指摘された際は、速やかに胃カメラ検査を受けることが重要です。
リスク因子に基づく検査推奨
症状がない場合でも、リスクが高い場合は積極的に胃カメラ検査を受けることが健康維持に役立ちます。
ピロリ菌陽性の方
ピロリ菌感染は胃粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、胃潰瘍や胃がんのリスクを高めることが知られています。
ピロリ菌陽性と判明した場合は、胃カメラ検査で粘膜の状態を詳しく確認し、除菌治療の必要性やリスク評価を行うことが重要です。
除菌治療後も定期的な検査を行い、胃の健康状態を管理することで重篤な病気の予防に繋がります。
特に家族歴がある場合や過去に胃の病気を患ったことがある方は、ピロリ菌検査と胃カメラ検査をセットで受けることをおすすめします。
家族に胃がんの既往歴がある場合
胃がんの家族歴は発症リスクを高めるため、症状がなくても定期的に胃カメラ検査を受けて早期発見に努める必要があります。
特に50歳以上やピロリ菌感染者は検査の優先度が高まります。
定期検査により早期発見できれば、治療方法の選択肢が広がり、予後も良好になる可能性が高いです。
家族に胃がん患者がいる場合は、自分自身の健康管理にも積極的に取り組みましょう。
医院情報

重藤内科・外科は、1980年に大牟田市日出町で開院して以来、地域のかかりつけ医として多くの方々に親しまれてきました。
内科・消化器内科・外科のほか、生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群など、幅広い分野の診療に対応しているのが特徴です。
当院は、患者様一人ひとりの不安や悩みに丁寧に寄り添い、信頼関係を大切にしながら、健康な毎日をサポートしている医院です。
身体の不調や気になる症状があるときは、どんなことでも気軽に相談できる場所として、地域の皆様に親しまれています。
◆医院名
重藤内科・外科
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〒836-0802
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